コロンビアレムリアン
Colombian Lemurian
Colombian Lemurian
Peñas Blancas, Boyaca, Colombia
毎度のことながら、鉱物で世界を一周している。
今日は、危険な噂の絶えない南米・コロンビアを訪問する。
世界最高級と称される鉱物がピンポイントで産出するコロンビアの魅力を探ってみたい。
今日は、危険な噂の絶えない南米・コロンビアを訪問する。
世界最高級と称される鉱物がピンポイントで産出するコロンビアの魅力を探ってみたい。
コロンビアといえばなんといっても、エメラルド。
世界で最も質の高いエメラルドはコロンビアから採掘されている。
それに伴って発見されたユークレースもまた、世界中で高い評価を受けている。
数あるコロンビアのエメラルド鉱山の中でも、かのムゾー鉱山からは、トップクオリティのエメラルドが産出している。
そんなムゾー鉱山から50kmほど離れた山中より発見されたのが、このコロンビア・レムリアン。
ブラジルの元祖レムリアンシード、ウラルのロシアンレムリアン(ロシレム)に続く新たなレムリアン水晶として話題になったのは、少なくとも4年以上前のこと。
地球温暖化に伴って溶け出した氷河の下から発見された、という話題性も手伝って、広く流通した。
世界で最も質の高いエメラルドはコロンビアから採掘されている。
それに伴って発見されたユークレースもまた、世界中で高い評価を受けている。
数あるコロンビアのエメラルド鉱山の中でも、かのムゾー鉱山からは、トップクオリティのエメラルドが産出している。
そんなムゾー鉱山から50kmほど離れた山中より発見されたのが、このコロンビア・レムリアン。
ブラジルの元祖レムリアンシード、ウラルのロシアンレムリアン(ロシレム)に続く新たなレムリアン水晶として話題になったのは、少なくとも4年以上前のこと。
地球温暖化に伴って溶け出した氷河の下から発見された、という話題性も手伝って、広く流通した。
上記のふれこみについては諸説ある。
同時期に話題になったヒマラヤアイスクリスタルのキャッチコピーにそっくりなのは明らか。
現地の産状が誤って伝えられたとする向きもある。
コロンビア・レムリアンの産出する鉱山は、有名なエメラルド鉱山でもある。
鉱山からはもともと見事なトラピッチェ・エメラルドが多数産出している。
勇敢にも高所の氷河跡を目指した人々により新たに発見されたということだろうか?(→鉱山の写真はこちら)
いったいその氷河がいつ溶け、発見されたのかについては謎が多い。
同時期に話題になったヒマラヤアイスクリスタルのキャッチコピーにそっくりなのは明らか。
現地の産状が誤って伝えられたとする向きもある。
コロンビア・レムリアンの産出する鉱山は、有名なエメラルド鉱山でもある。
鉱山からはもともと見事なトラピッチェ・エメラルドが多数産出している。
勇敢にも高所の氷河跡を目指した人々により新たに発見されたということだろうか?(→鉱山の写真はこちら)
いったいその氷河がいつ溶け、発見されたのかについては謎が多い。
コロンビア・レムリアンの特徴である、圧倒的な透明感。
表面には細く小さな水晶が二つ、潜りこんでいる。
コロンビア・レムリアンには、通常6面あるトップのファセット部分のうち3面が六角形、あとの3面が三角形に結晶していることがあり、ムゾー・ハビットと呼ばれて、クリスタルヒーラーの間で珍重されている。
このコロンビア・レムリアンにはムゾー・ハビットはみられないが、大きな3面のうちひとつが◇の形をしているのが面白い。
その左には見事なレコードキーパーが浮かんでいる(いずれも本文下の写真右)。
さらに、表面に皮膜のような虹が出る。
或いは、レムリアンといえば水晶の側面にバーコードのように刻まれた模様。
この標本も例外ではない。
表面には細く小さな水晶が二つ、潜りこんでいる。
コロンビア・レムリアンには、通常6面あるトップのファセット部分のうち3面が六角形、あとの3面が三角形に結晶していることがあり、ムゾー・ハビットと呼ばれて、クリスタルヒーラーの間で珍重されている。
このコロンビア・レムリアンにはムゾー・ハビットはみられないが、大きな3面のうちひとつが◇の形をしているのが面白い。
その左には見事なレコードキーパーが浮かんでいる(いずれも本文下の写真右)。
さらに、表面に皮膜のような虹が出る。
或いは、レムリアンといえば水晶の側面にバーコードのように刻まれた模様。
この標本も例外ではない。
水晶というのはほんとうにややこしくて、ちょっと変わった形をしていると付加価値がついてしまうため、物覚えの悪い自分には把握しきれていない。
水晶に価値を置く傾向は特に日本において顕著で、欧米の比ではない。
さきほどの◇にも特殊なネーミングが与えられ、高額で流通している。
端正な正五角形のファセット面はイシスクリスタルという。
イシスの出ている水晶は好きで、わりと手に取るのだが、四角形はなんだったか思い出せない。
水晶に価値を置く傾向は特に日本において顕著で、欧米の比ではない。
さきほどの◇にも特殊なネーミングが与えられ、高額で流通している。
端正な正五角形のファセット面はイシスクリスタルという。
イシスの出ている水晶は好きで、わりと手に取るのだが、四角形はなんだったか思い出せない。
そんな訳で、調べてみた。
水晶の先端に現れる◇はウインドウ、もしくはタイムリンクのいずれかのよう。
ただ、ウインドウは7つ目のファセット面限定(!)だとか、タイムリンクは長方形だといった議論に発展している。
だとしたら、6つ目のファセット面に菱形に出ているコレは、どちらにも該当しないということか。
どうも日本においては、こうした特殊なクリスタルにこだわり、価値を付けすぎるきらいがある。
欧米ではコロンビアレムリアンのムゾー・ハビットが強調されるにとどまっている。
ウインドウやタイムリンクで検索して引っかかるのは、国内サイトが大半で、コロンビアレムリアンに関してはその豊富な特殊要素をもって、マスタークリスタルの名を与えられていることも多い。
中にはマスタークリスタルと言えないものも含まれる。
ウインドウやタイムリンクの名を考案したのは欧米のクリスタルヒーラーのはず。
なぜ日本でここまで広まってしまったのか。
販売目的で多用されたのであれば、またもや注意を喚起しておかねばなるまい。
水晶の先端に現れる◇はウインドウ、もしくはタイムリンクのいずれかのよう。
ただ、ウインドウは7つ目のファセット面限定(!)だとか、タイムリンクは長方形だといった議論に発展している。
だとしたら、6つ目のファセット面に菱形に出ているコレは、どちらにも該当しないということか。
どうも日本においては、こうした特殊なクリスタルにこだわり、価値を付けすぎるきらいがある。
欧米ではコロンビアレムリアンのムゾー・ハビットが強調されるにとどまっている。
ウインドウやタイムリンクで検索して引っかかるのは、国内サイトが大半で、コロンビアレムリアンに関してはその豊富な特殊要素をもって、マスタークリスタルの名を与えられていることも多い。
中にはマスタークリスタルと言えないものも含まれる。
ウインドウやタイムリンクの名を考案したのは欧米のクリスタルヒーラーのはず。
なぜ日本でここまで広まってしまったのか。
販売目的で多用されたのであれば、またもや注意を喚起しておかねばなるまい。
なお、レムリアン水晶は、地球上に5種類(6種類説もあり)眠っているという。
ブラジル、ロシア、コロンビアに続き、あと2ヶ所から発見される予定だという。
一面置きに現れるはずだったレムリアンシードの定義が、曖昧になってきている今、果たして5ヶ所で済むかどうか、甚だ疑問である。
レムリアンシードと呼ぶことの可能なバーコード付き水晶は、アーカンソー州ホットスプリング産の水晶などに顕著であり、そうした水晶を数えだしたらきりがない。
またブラジルでは、他の産地からも続々と新型レムリアンが登場していて、もはや6種類を超えている。
レムリアの記憶は謎に満ちている。
実に奥が深い。
ブラジル、ロシア、コロンビアに続き、あと2ヶ所から発見される予定だという。
一面置きに現れるはずだったレムリアンシードの定義が、曖昧になってきている今、果たして5ヶ所で済むかどうか、甚だ疑問である。
レムリアンシードと呼ぶことの可能なバーコード付き水晶は、アーカンソー州ホットスプリング産の水晶などに顕著であり、そうした水晶を数えだしたらきりがない。
またブラジルでは、他の産地からも続々と新型レムリアンが登場していて、もはや6種類を超えている。
レムリアの記憶は謎に満ちている。
実に奥が深い。
37×10×9mm 4.65g