2011/09/27

ピーターサイト


ピーターサイト Pietersite
Outjo, Damaraland District, Kunene Region, Namibia



ピーターサイトの塊。
濃紺色で描かれた抽象画のような、なにものにも喩えがたい独特の模様。
カットすると、まるで台風の目のようにみえることから、テンペスト・ストーン(嵐の石)とも呼ばれている。

その正体はクロシドライト(青石綿)。
猛毒として知られるだけに、驚かれる方もおられるかもしれない。
こちらはめのう化して固まっており、危険物が飛び散る心配はない。
一般には、クロシドライトを含んだ石英(ブルータイガーアイ)が地殻変動によって粉砕され、ふたたび浸透した石英によって、鉱物として蘇ったものとされている。

意外に知られていないが、タイガーアイやブルータイガーアイはクロシドライトから成る鉱物である。
青いクロシドライトが酸化してゴールドになったものがタイガーアイ。
両者は通常、混ざることはない。
しかし、いったん粉砕されたのちに形成されるこの石の場合は、青とゴールドが混ざり合った状態で発見される。
純粋な濃紺色は、原産地でもあるナミビア産のみに見られ、非常に高額で取引される。
なお、ゴールド~赤茶系のピーターサイトは、中国河南省から産出するもの。
ナミビア産とは成分が若干異なるらしい。
ピーターサイトには含めない、としているところも。
1962年に発見されたばかりの比較的新しい鉱物であり、その定義ははっきりしていないのかもしれない。

写真のピーターサイトは、昔たいそう気に入って手に入れた、大きな塊状の原石。
ところどころ酸化していて、濃紺色の嵐がうずまくさまが確認できる。
通常はカボション・カットされたり、ビーズなどで流通するピーターサイトだが、原石の美しさもなかなかのもの。
ちなみに、何も飛び散った形跡がないので、このままの状態で問題ないと思われる。

ジャンルを問わず広く日本人に愛されているタイガーアイ。
成分は同じであるものの、ピーターサイトのほうはヒーリングストーンとしての色合いが濃い。
シャーマニック・トラベルに欠かせない存在として知られているほか、瞑想にも向いているそうだ。
自分自身と向き合うための石でもある。
嵐の中にあっては、前も後ろも見えず、混乱し、何も考えられなくなってしまう。
しかし、台風の中心は、実に平穏なのだ。
安らぎと平和に満ちた世界に立ち戻ることによって、本来の自分自身を取り戻し、物事の本質をより深く理解することができるようになる。

先日、生まれて初めて石のブレスが千切れた。
ピーターサイトのブレスだった。
波乱万丈な運命に嘆く人に捧げる石である。
日常生活が波乱万丈すぎたのか。
いや、物事を見誤り、いつの間にか嵐の渦中を外れて、自ら突風に飛び込んでしまっていたのかもしれない。


約150g(未測定)

2011/09/24

スペクトロライト(各種)


スペクトロライト Spectrolite
Ylämaa, Etelä-Karjalan, Finland



二度目のご紹介。

スペクトロライトの名は、七色の輝きに由来するわけだから、当然七色の色合いがある。
しかし、七色!七色!と謳いながらも、実際に七色のスペクトロライトを紹介しているところはほとんどない。
私自身、「スペクトロライト=青く強い閃光を放つ鉱物」だと思い込んでいた。

そこで、今回はギャラリー形式にて、その魅力をご紹介させていただきます。
前回のスペクトロライトと併せてお楽しみくだされ。




スペクトロライトが発見されたのは1940年。
第二次世界大戦のさなかだった。
なんでもフィンランド軍が、ロシアとの国境付近にあるユレマーの地で、ソビエト軍の侵入を防ぐための穴を掘っていた際、青く輝く岩が見つかったという。

鉱脈の発見の瞬間だった。
軍を指揮していた将校は、奇しくもフィンランドの地質調査研究所長の息子であった。
研究は進められ、地質研究所長(親父?)によってスペクトロライトと命名されたという。




もともと1781年にロシアのサンクト・ペテルブルグに近い氷河からラブラドライトが発見されており、フィンランドからラブラドライトが出ることも推測されていた。
このようなとんでもないモノが出てくるということも、ある程度予想されていたのかもしれない。
しかし、地質学者が長年調査を続けていたにも関わらず、見つかることはなかった。
スペクトロライトの発見は、不思議な偶然が重なって実現したものだった。




スペクトロライトは、夢と深いかかわりがあるといわれている。
ラブラドライト同様、宇宙の叡智を運んでくるとされているが、そのメッセージはより深く難解であるという。
どんなメッセージが送られてくるかは、今宵の夢にて。


約30~60mm

2011/09/21

エジプトの星


エジプトの星
Hematite after Marcasite
White Desert, Farafra Oasis, Matruh Governorate, Egypt



エジプトのサハラ砂漠の奥地から産出する、「エジプトの星」と呼ばれる鉱物。
その名から、希望の星になぞらえて語られることもある。
正体はゲーサイト(針鉄鉱)若しくはヘマタイト。
マーカサイトという鉱物が、長い時間をかけてゲーサイトに変化した。
つまり、マーカサイトの仮晶ということになる。
比較的よくみかけるが、他所からは発見されておらず、産出には限りがある。
エジプトがまだ海の底だった頃に形成されたといわれる、太古の石である。

ゲーサイトといえば、水晶の内包物としてご存知の方も多いと思う。
ストロベリークォーツやスーパーセブンに含まれる、赤やピンクのインクルージョンの本体がコレ。
鉄の一種であるからして、メタリックブラックの重厚な質感を持つ。
針状、塊状で産出することが多いゲーサイトだが、大自然が生み出した彫刻のようなものも存在する。
こちらの「エジプトの星」もそのひとつ。
松ぼっくりのような外観からは意外なほど頑丈、かつ繊細な結晶形を示す。
こうしたユニークな形状は仮晶ならでは。

産地はリビアとの国境にほど近い、ホワイトデザートと呼ばれるエリア。
現地にたどりつくにはサハラ砂漠の険しい道のりを辿らねばならず、採取には危険や困難が伴うとされている。
しかし、「エジプトの星」に関しては、産出も比較的安定しており、流通も多い。
その不思議な構造や神秘性から、内外を問わず人気は高い。
ホワイトデザートからは、他にもドーナツのような形を示すゲーサイトなど、興味深い石が多数発見されている。プロフェシーストーンが見つかるのもこの一帯らしい。
中にはこんなものもある(→エジプトの星になった貝化石)。

余談だが、H&E社(注1)から最近発表されたという「Zストーン」は、これと全く同じものらしい。
なぜZなのかは不明である。
なんでも、パワーが非常に強く、酔ってハイになることから、ミネラル・マリファナとの異名を与えられたという。
この石を持って車の運転をしてはいけないというから本格的だ。

確かに見た目はマリファナに似ている。
ここはいっそ「エジプトの星」をやめて、「秘境のマリファナ」とし、大麻愛好家向けに紹介してみてはどうだろうか。
大麻開放運動関係者の方から聞くところでは、決して好ましいとはいえない状況が続いている様子。
この石がマリファナ・ファンの希望の星となることも十分考えられる。
そこのフリークのあなたも、おひとついかが?
すべての人の心に、平和が訪れることを祈って。


注1)Heaven&Earth社の略。アゼツライトなど、ニューエイジストーンの発掘・普及に貢献してきたアメリカの企業で、業界のリーダー的存在。名も無き石に独自のネーミングを与えることも多く、その反響の大きさゆえ、著名人からの反発の声も聞かれるほどであった。代表でクリスタルヒーラーでもあるロバート・シモンズ氏は親日家として知られる。

余談だが、シモンズ氏はイケメンである。ウインクされ戸惑った経験から考えて、若い頃ヤンチャだった可能性があるが、現在は強力な奥方によって支えられている様子である。


35×28×20mm

2011/09/17

オトゥーナイト/燐灰ウラン鉱


オトゥーナイト/燐灰ウラン鉱
Autunite
Apex mine, Lander Co., Nevada, USA



ウランと聞いて、びっくりされる方もおられると思う。
鉱物であり、天然石/パワーストーンでもあるからして、当然コレクションの対象になる。
欧米には放射性鉱物の愛好家は多い。
こちらもアメリカの放射性鉱物専門コレクター(!)からの流出品。
放射性鉱物の愛好家は、長寿の方が多いらしい。

このように比較的大きさのある雲母状の結晶が密集している標本は珍しい。
母岩とのコントラストも見事である。
ベストクオリティとまではいかないが、大きさといい、インパクトといい、面倒な客を追い返すための最終兵器としての活躍が期待される。

燐灰ウラン鉱は、イエローまたはイエローグリーンの鮮烈な色彩を特徴とし、紫外線で蛍光するため、ウラン系鉱物の中で最も人気が高い。
しかし、その多くはハッキリ言って岩である。
よく見ると、黄色っぽい粒々がくっついている程度。
放射能をきらう日本でも、福島原発の事故以降、放射性鉱物に注目が集まっているが、ほとんどは鑑賞に耐えないものばかり。

放射能による諸問題については全く知識がない。
皆さまのほうがよくご存知かと思うので省略する。

原子力発電や核兵器に使用されるのは、天然のウラン鉱石に含まれる、「ウラン235」という物質らしいが、ウラン全体の10%に満たないという。
残りは劣化ウラン。
数ミリの結晶からわずかに採れるだけというから、枯渇するのは時間の問題か。
ちなみに、「ウラン235」による大爆発は、天然の状態では無い、らしい。

世界一の燐灰ウラン鉱といえばフランス産。
その美しさに惹かれるのも無理はなく、グリーンの燐銅ウラン鉱と並んで、ファンは多い。
ウランそのものの産出も多く、ウラン資源の供給元として知られているだけに、先日のフランスにおける原子力発電所事故発生のニュースは衝撃的だった。

ちなみにこの燐灰ウラン鉱、日本からも産出する。
岡山県苫田郡の人形峠が最も有名。
他に岐阜県土岐市、福岡県福岡市、茨城県霞ヶ浦、山口県柳井市、宮城県伊具郡など。
放射性鉱物としては、前述の人形峠から産出する人形石、岐阜県中津川市のジルコンや秋田県仙北市の北投石などが有名。

東京電力福島第一原発にほど近い、福島県石川町からは閃ウラン鉱が産出する。
皮肉にも戦時中、原子爆弾を作るため、学生らにより採掘が行われていたという。
詳細は下記サイトが詳しい。

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201106080281.html

自然界とは不思議で、美しすぎるものに毒性があることが少なくない。
大自然からの警告であるといわれているくらい。
放射性鉱物も、例外ではない。
従って、乳幼児が興味を持ち、触れてしまうことも多い。
最悪の事態に備えるのは当然のこと。
収集に当たっては、ご家族の意向も確認し、同意を得てからにしたい。
私の場合は、家族が医学的研究にあたり放射性物質を扱っていた関係で、「今更どうでもいい」ということなので、やりたい放題やらせてもらっている。
ただ、子供の頃から原水爆の恐怖を植えつけられてきた我々日本人は、どうしても感情的になってしまいがち。
大切な標本を、ゴミの日に捨てられてしまうようなことになれば、どうなるか。
役目が終わったからと、パワーストーン感覚で土に埋めるなどの行為は絶対にしてはならない。

なお、パワーストーンとして知られている(?)「ラジウム石」なるものは、閃ウラン鉱や燐灰ウラン鉱を意味するらしいが、本当か。
なにやら超能力者のお墨付きで、「ラジウムストーンを肺へ吸い込んだり、飲用すると効果的」とある。
こうした行為には、死期を早める作用がある。
ホルミシス効果(→ウランガラス参照)のほうも否定されつつある。
自分だけでなく、他人を巻き込むことも考えられるので、知らない間に殺人犯にならぬよう、思い残すことなく成仏していただきたい。


45×33×21mm  46.31g

2011/09/15

スウェディッシュブルー


スウェデッシュブルー
Swedish Blue Slag
Sweden



美しいマーブル模様を示す、空色のストーン。
スウェデッシュ・ブルーと呼ばれている。
14世紀のスウェーデンにおいて、製鉄場から処分された廃棄物が、長い時間を経てガラス質に変化したとされる。
表面には小さな孔がみられることが多い。
天然石ではないが、その美しさと希少性から、秘かに支持を得た。

現在流通しているのは、写真のような研磨品で、カボション・カットが一般的。
入手は極めて難しいとされている。
地中に廃棄されてから500年以上経っており、産出場所の特定が難しく、供給が不安定なのが原因だそうだ。
ただ、幾度となく見かけているので、探せばすぐ手に入ると思う。
また、それほど高価な石ではない。
大きさや質にもよるが、相場は2000~3000円くらい。

発色原因や成分、独特の模様の原因など、詳細については不明とされているが、ここで考察してみたい。
鉄の精製時、熱で溶け液状になった鉄の上部に溜まってできる不純物の層、これがスウェデッシュブルーの元となっていると考えられる物質。
カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、シリカなどで構成されているという。
これらを溶鉄から分離させ、裏山に捨てた。
当初、スカイブルーの色合いはコバルト由来との説を記したが、以下のサイトの内容と照らし合わせると、青色の原因はもしかすると鉄では?

参考:宝石の色と元素との関連について
http://www.art-express.co.jp/column/column/09.6column.html

微量元素としてコバルトが加わることもあると思う。
だが、鉄の精製の過程で鉄が完全に除去されるわけはなく、また当時の技術から考えれば、むしろ残るほうが自然。
美しいブルーの石が大量に発見されなければ、そもそもスウェデッシュブルーなんて名前は付いていなかったし、私のもとに来ることもなかったはずだ。
独特のマーブル模様は、積み上げられた廃棄物が崩れ、さまざまな成分が混ざり合う過程でできたものではないか。
アフリカでタイガーアイがピーターサイトに生まれ変わるように。

実は、スウェデッシュブルーと呼ばれている石には二種類ある。
ひとつは写真にある500年モノのスウェデッシュブルー。
もうひとつは、フローライトに似た透明感のある濃いブルーのガラスで、生成過程は同じだが、18世紀のもの。
当時の記録が残っており、製鉄所のあった場所もわかっているという。
どちらもレアストーンだが、違いは見分けられるようにしておいたほうがいいかも。

Somebody's Trash is Another's Treasure.

ある人にはゴミ、ある人にとっては宝物。
スウェディッシュブルーの醍醐味は、この一言に尽きる。
パワーストーンとしては、非常に霊的であるとされ、潜在能力を引き出し、成功へと導く力があるといわれている。


26×20×4mm  22.85ct

2011/09/12

レコードキーパー


レコードキーパー Record Keeper
Ganesh Himal, Himalayan Mts, Dhading, Nepal



レコードキーパー。
鉱物名ではなく、水晶の特徴を示す用語である。
水晶の先端に浮き出ている(もしくは刻まれている)、△のかたちをした刻印のようなものがそう。
このレコードキーパーに触れ、瞑想すると、古代文明の記憶に導かれ、しかるべきメッセージを得られるという。
また、自らの内面の探求を促し、魂のブロックを取り除き、生まれてきた意味を見出す助けとなって、持つひとのあらゆる可能性を引き出すとされる。
ニューエイジ系のショップでは特別な水晶として扱われ、お値段もかなりのもの。

売り手からすると、非常にやっかいな石。
特にネットショップさんからは愚痴を聞かれることが多い。
私自身かなり難しいと感じた。
売れないのである。
写真でレコードキーパーの魅力を伝えるのは大変なのだ。
なんせこのレコードキーパー、単にカメラを構えただけでは写らない。
うっすらと浮かび上がる模様を忠実に再現するなど、テクニックもカネもない凡人には無理というもの。
画像のピンボケぶりから、なんとなく感じていただけたら有り難い。
レコードキーパー満載の蝕像水晶(注1)である。
トップから柱面、裏側に至るまで、△マークがこれまでかといわんばかりに出ているのだが、写らない。
他の方の健闘ぶりをご覧頂きたいと思う。

お見事 
http://www.ishi-imi.com/vari/record.htm
http://www.occn.zaq.ne.jp/crystal/crystal-garden/gazou/recordkeeper.jpg

苦労してるぞ
http://elders.exblog.jp/13809836/

レコードキーパーといえるか微妙(参考)
http://bodhitree.blog87.fc2.com/blog-entry-402.html
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/46/0000249946/98/imgde370dcazik0zj.jpeg


レコードキーパーは、実際にショップに赴いて、水晶の山の中から見つけ出すことにしている。
もちろん、パワフルなレコードキーパーをご所望なら、専門店をお勧めする。
私は敢えて鉱物標本店を狙う。
レコードキーパーに付加価値をつけないからだ。
また、レコードキーパー出現率の極めて高い蝕像水晶(注1)は、標本業界ではジャンク品とみなされる。
六角柱に結晶した透明感のある水晶に価値が置かれるため、運がよければ格安で入手できる。
写真のレコードキーパーは、ガネッシュヒマール産の蝕像水晶で、150円(税込)。
むしろ売られていたこと自体が奇跡で、通常は店頭にすら並ばない。
誰もが知っているH鉱物店の方にうっかり見られてしまい、「あー?そういうのって、好みですよね!」とコメントされた、恥ずかしい過去さえある。

ジャンクとはいえ、風水系のショップで絶大な人気を誇るヒマラヤ水晶の代表格、ガネッシュヒマールである。
セルフヒールド(注2)が著しく、ノンダメージ。
人工的に切断された形跡がなければ問題なし。
結晶の至るところにレコードキーパーがバキバキと刻まれ、浮き出ているという珍品。
気に入って窓辺に飾っていたところ、エアコンの工事に来たオッサンが蹴り落とし、ガネッシュヒマールは床に転落した。
ものすごいダメージを食らったが、150円なので仕方ないと笑える。
これがもし15,000円だったら、オッサンごと窓辺から蹴り落とす。

すぐにレコードキーパーが欲しければ、蝕像水晶をあたるのがてっとり早い。
だがネットで買うとなると、価値をわかっている所では高値がつくし、価値を与えない所では商品画像からは確認できない。
独特の構造、不思議な刻印、あり得ない形状。
まだ見たことがないという方がおられたら、店頭で選ばれることをおすすめする。
もう持っているという方は、鉱物標本店に突撃し、お宝探しに励んでいただきたい。
レコードキーパーといえばトライゴーニック
興味のある方はこちらも是非に。



注1)なんらかの物質(熱水やフッ化水素、酸など)の侵食を受け、溶けたようにみえる水晶。エッチングクォーツとも呼ばれる。表面に模様がみられる程度のもの、結晶の形が完全に崩れてしまったものまでさまざま。代表的なものとしては、世界的評価を受けたインドのアイスクリスタル。ブラジルのコリントクォーツ、サラードクォーツなども、女性を中心に人気がある。

注2)水晶がその成長過程で折れるなどして破損することがある。その破損箇所から、新たに別の水晶が成長した結果、ダメージのない水晶が得られる。こうした現象をセルフヒールド(自己修復)と呼ぶ。水晶の自己修復の過程を、人の運命になぞらえ、希望や復活の象徴として扱うもの。代表的な例として、両錐水晶(ダブルターミネイテッドクォーツ/DT)がある。


43×28×20mm  35.9g

今週、話題性が確認された10の鉱物

What Mineral Would You Take with You to A Deserted Island?