フローライト Fluorite
Penny's Pocket, Rogerley Mine, Frosterley, Weardale
North Pennines, Co. Durham, England
North Pennines, Co. Durham, England
数あるフローライトの中で最も格調高いとされる、英国・ロジャリー鉱山のフローライト。
微量のユーロピウムを含み、極めて強い蛍光性を示す。
本来はグリーン。
太陽光、或いは室内灯にあてただけでブルーに色変化を起こす。
曇り空にて撮影したが、結晶全体がブルーグリーンに写っているのは、ロジャリー産フローライトならでは。
微量のユーロピウムを含み、極めて強い蛍光性を示す。
本来はグリーン。
太陽光、或いは室内灯にあてただけでブルーに色変化を起こす。
曇り空にて撮影したが、結晶全体がブルーグリーンに写っているのは、ロジャリー産フローライトならでは。
フローライトの中には、紫外線に反応し、色合いが変化するものがある。
イギリスや中国、モロッコ産などが有名(日本からも稀に産出するらしい)。
色変化の度合いはさまざまで、全く蛍光しないフローライトもある。
また、多くはブラックライトが必要。
このロジャリーのグリーン・フローライトの豪快な色変化は、世界的にも稀なんだそうだ。
イギリスや中国、モロッコ産などが有名(日本からも稀に産出するらしい)。
色変化の度合いはさまざまで、全く蛍光しないフローライトもある。
また、多くはブラックライトが必要。
このロジャリーのグリーン・フローライトの豪快な色変化は、世界的にも稀なんだそうだ。
こちらは2011年産出の貫入双晶。
極めてクリア、比較的大きさのあるシャープな結晶体で、ひときわ青が濃い。
ロジャリー鉱山から発見されるのは、グリーンフローライトが中心だが、発見年代や鉱床の違いによる特性についても重視される。
そのわずかな差異もまた、収集家に愛される所以となっている。
極めてクリア、比較的大きさのあるシャープな結晶体で、ひときわ青が濃い。
ロジャリー鉱山から発見されるのは、グリーンフローライトが中心だが、発見年代や鉱床の違いによる特性についても重視される。
そのわずかな差異もまた、収集家に愛される所以となっている。
さて、以前から気になっていたのだが、フローライトの結晶内に、白い内包物がみられることがある。
この標本もそう(本文下の写真がわかりやすいかも)。
私はこの内包物が大好き。
空にうかぶ雲のような、南国の海の泡のような、この何か。
ざっとみた感じ、気にかけている方はおられない様子なので、これ以上触れない。
この標本もそう(本文下の写真がわかりやすいかも)。
私はこの内包物が大好き。
空にうかぶ雲のような、南国の海の泡のような、この何か。
ざっとみた感じ、気にかけている方はおられない様子なので、これ以上触れない。
この標本は、往年のロジャリー産フローライトの魅力を凝縮したかのような貫禄の品といえる。
なお、歴史と伝統を重んじる英国では、各地から産出する特徴的な鉱物に、格調高いネーミング(愛称)を与えることが多い。
見ていると、けっこう面白い。
詳しくはまたの機会に。
なお、歴史と伝統を重んじる英国では、各地から産出する特徴的な鉱物に、格調高いネーミング(愛称)を与えることが多い。
見ていると、けっこう面白い。
詳しくはまたの機会に。
32×31×28mm 37.30g