ムーンクォーツ Moon Quartz
Skardu District, Gilgit-Baltistan, Pakistan
満月で月蝕ということで、月にまつわる鉱物を。
ムーンストーン?いいえ、ムーンクォーツです。
正式には、ミルキークォーツ(乳石英)。
ブルーをおびた美しい輝きが、ムーンストーンを想起させることから、その名がついたという。
ムーンストーン?いいえ、ムーンクォーツです。
正式には、ミルキークォーツ(乳石英)。
ブルーをおびた美しい輝きが、ムーンストーンを想起させることから、その名がついたという。
2年ぶりに鉱物の世界に戻り、すぐに目に留まったのがコレ。
ヒマラヤ山脈はK2で産出するという、ヒマラヤブルームーンクォーツと呼ばれる神秘的な水晶である。
ヒマラヤ山脈はK2で産出するという、ヒマラヤブルームーンクォーツと呼ばれる神秘的な水晶である。
K2は標高8,611m、世界第2位であるが、その難易度はエベレストを上回るといわれている。
大好きなヒマラヤ山脈。
これは絶対に欲しい。
しかし、販売されているのはビーズばかり。
原石の存在について何件か問い合わせてみたが、「わからない」とのこと。
奇妙なことに、誰も原石を見たことがないという。
大好きなヒマラヤ山脈。
これは絶対に欲しい。
しかし、販売されているのはビーズばかり。
原石の存在について何件か問い合わせてみたが、「わからない」とのこと。
奇妙なことに、誰も原石を見たことがないという。
4月の時点では、原石の存在は確認できず、その正体は謎に包まれていた。
幸い、良心的なディーラーさんのおかげで、いくつか手がかりが得られた。
産出はK2のふもと。
これが重大なヒントとなった。
それらしきパキスタンのディーラーにアタック、一発目でヒット。
写真にあるのが探し当てたヒマラヤムーンクォーツの原石。
実際に採取したオッサン(社長?)から直接譲っていただいた、産地直送品である。
ところどころブルーをおび、あちこちに虹が輝いている。
ジラソルよりは不透明、メタモルフォシスよりは透明といったところ。
その美しさは、ビーズとは比較にならない。
2キロあるという原石のほうも見せていただいた(写真は本文下に掲載)。
一見、巨大な石英の塊。
ビーズに磨けば青く光るなど、これだけでは判断できない。
幸い、良心的なディーラーさんのおかげで、いくつか手がかりが得られた。
産出はK2のふもと。
これが重大なヒントとなった。
それらしきパキスタンのディーラーにアタック、一発目でヒット。
写真にあるのが探し当てたヒマラヤムーンクォーツの原石。
実際に採取したオッサン(社長?)から直接譲っていただいた、産地直送品である。
ところどころブルーをおび、あちこちに虹が輝いている。
ジラソルよりは不透明、メタモルフォシスよりは透明といったところ。
その美しさは、ビーズとは比較にならない。
2キロあるという原石のほうも見せていただいた(写真は本文下に掲載)。
一見、巨大な石英の塊。
ビーズに磨けば青く光るなど、これだけでは判断できない。
では、いつ誰がどのように広めたのか。
似たような石が、世界各地で見つかっているという。
ビーズのみ流通しているということは、ほぼ間違いなく中国人が関わっている。
似たような石が、世界各地で見つかっているという。
ビーズのみ流通しているということは、ほぼ間違いなく中国人が関わっている。
※中華以外も関わっているとの情報をいただいた。詳細については不明であり、言及は控えたい。(2011/6/22追記)
中華は産地を隠蔽するのが大好き。
買い占め、産地偽造、模造品の製作などにことのほか熱心に取り組んでいる。
また、原石は中華式ではつまらないものとされており、どんな珍しい石も輸出用に加工を施す習慣がある。
欧米ではあまり相手にされないので、もっぱら流行に敏感な日本人をターゲットにしている。
買い占め、産地偽造、模造品の製作などにことのほか熱心に取り組んでいる。
また、原石は中華式ではつまらないものとされており、どんな珍しい石も輸出用に加工を施す習慣がある。
欧米ではあまり相手にされないので、もっぱら流行に敏感な日本人をターゲットにしている。
気になって調べてみた。
どうやらこの石は、パキスタンの業者の間では知られた存在らしい。
ただ、あまりにムーンストーンそっくりなため、長石として取引されることもあった模様。
欧米の一部でもヒーリングストーンとして扱われていて、Moon Quartz の名で流通があるようだ。
どうやらこの石は、パキスタンの業者の間では知られた存在らしい。
ただ、あまりにムーンストーンそっくりなため、長石として取引されることもあった模様。
欧米の一部でもヒーリングストーンとして扱われていて、Moon Quartz の名で流通があるようだ。
産地は情勢が良いとはいえず、土地としてはあまり良くないと思うのだが、非常にすがすがしい清らかな印象の石で、メロディ氏でおなじみのメタモルフォシスより好きかもしれない(どっちかというとオーロベルディ好き)。
さほど高価な石ではないので、是非原石を手に入れていただきたい。
ムーンストーンやペリステライトとはまた違った魅力がある。
さほど高価な石ではないので、是非原石を手に入れていただきたい。
ムーンストーンやペリステライトとはまた違った魅力がある。
44×39×21mm 22.81g (最大)