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2012/08/17

ゴールデンダンビュライト


ゴールデン ダンビュライト
Gorlden Danburite
Munaraima, Kivuwa, Uluguru Mts., Tanzania



タンザニア産ダンビュライトといえば、米Heaven&Earth社より発売された、アグニゴールドダンビュライト(→写真)を思い浮かべる人が多いかもしれない。
高次の意識へのアクセスを助け、偉大なるグレート・セントラル・サンからのエネルギーをもたらすという、奇跡のヒーリングストーンである。
写真を見て、いやコレ少し違う、と判ったあなたは通の人。

世界各地から発見されるダンビュライト(ダンブリ石)。
ダンビュライトは一般に、透明または白。
トパーズに似た細長い柱状結晶となって発見される。
他に、ピンクやシャンペンカラー、ゴールドやブラウン、グレー、稀にグリーンなど、産地によって色合いや形状に特色がある。
また、国産のダンブリ石には内包物が入ることが多い。
宝石質のダンビュライトはコレクション用にカットされ、収集家に愛されている。
クリスタルヒーリングにおいても、高い浄化作用を持つ天使の石として根強い人気がある。
明るいブライトイエローのダンビュライトは、ロシアのインペリアルカラーを凌ぐ美しさと騒がれ、その希少性もあいまって、幅広い層から支持を得た。
しかし、産出は少なかったのか、質は低下するいっぽう。
3年ほど前にはヒーリングストーンとして、カット品として、鉱物標本としても頻繁に見かけた。
この石もまた、やがて忘れられていく運命にあるのかもしれない。

このほど、同じタンザニア産出のダンビュライトに、ややグリーンをおびた、結晶質のゴールデンダンビュライトがあることを知った。
写真では完全にイエローに写ってしまったが、現物はオーロベルディを思わせるグリーンゴールド。
アグニゴールドダンビュライトが不透明な塊状で産出するのに対して、こちらは透明かつ結晶している。
産出は同じタンザニア。
アグニゴールドダンビュライトの産出する鉱山から北東へ約200kmほど進んだ山地から、この特異なダンビュライトは見つかった。
両端の結晶した綺麗な原石で、通常は細長いダンビュライトと比べ、全体にボリューム感があるのも面白い。
中央にクラックがあるために、カットを免れたのかも。
グリーンのダンビュライトは非常に珍しく、収集家の憧れとなっている。
光源によってはグリーンにも見えるこのタンザニア産ゴールデンダンビュライト、なかなかの珍品かもしれない。

しかしながら、ダンビュライトを放射線処理し、シャンペン~ブラウンに改色しているケースも少なくない。
カットされてしまうと、識別は困難。
意外に知られていないが、実は処理石には、特別な注意が必要である。
何故なら放射線処理によって、石のパワーがなくなってしまうらしいのだ!
染色するだけでそのパワーに影響があるというから、衝撃的である!


パワーの無いパワーストーンなど、ただの石である!

オーロベルディに似た色合いの、このダンビュライトは大丈夫なのか?
そもそもオーロベルディは、メタモルフォシスに放射線処理を施すことによって生まれるわけだから…
と、オーロベルディをクリック。
パワーがアップする、と書いてある。
処理石は他にも販売されている。
風水的には、細かいことは気にするな、ということなのだな。
ダンビュライトも然り。
くれぐれも、思い悩まれることなきよう。

参考:風水そうじ術
http://gbiz.jpn.org/fusui/pstn205.html


28×23×15mm  12.30g

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